Let's Robottle Dance
作者:阿佐ヶ谷 様 配布先:Alpha−ZERO

(2009/4/9)

最終話までの感想。
とうとう完結です。長く続いてきたLetも今回で終了。
寂しいやら嬉しいやら、そんな気持ちでレビューを書いてます。

10話。
山の方の珍走団ってなんだろう、寧ろそっちが気になる。
ここで気になる単語も。人工マザーメダルってなんぞや。
で、研究所突撃。ドリル談義。舞人、レイブンに完全論破。

戦闘。
あれ、意外とギリギリだこれ!? まぁ、でっちあげのボディだから仕方ないか。
1ターンすると増援。ネガビー! ああ斉藤は別にどうでもいいや。
共闘するも、相手は全員レイブン狙い。HPがギリギリになりつつ、辛くも勝利を収める。

エピローグ。

名無襲撃。輻射波動怖ぇー! 自切で逃れるも主武装のドリルを失う。
おいネガビー助けろよ! とか思ってたら射角に入って撃てないとかなんてこった。
ここのレイブンの焦りとか、斉藤が制してようやく落ち着くところとか、
指示する人間=烈兎の必要性を良く感じさせる描写だなー。
ここは正直上手い。見習いたいぜ。

ニトロ登場。身長差を利用してー、のとこは面白いと思ったけど、
拍手の設定資料を見てないような人にはちょっと伝わりにくいかなあ。
そも、人形劇だと、その辺のことを伝えるのは微妙に難しいんですけどね。
三分経てば何かが起こる。そして起こったDキャノン。
しかしバインドで逃げられる。作り込む時間が無かったようなので仕方ないけど、
こう言う状況説明は、会話で説明されるよりも、実際にシーンで見る方が伝わりやすいと思う。

舞人が男を見せた時。意地があんだよ、舞人にはなぁー!!
そして予想だにしていなかったサプライズゲスト。
でも正直、この人達が登場したせいで、舞人の見せ場も掻っ攫われた感じががが。
「…何しに来たんだよ」正しくその通りだと思う。
まぁ、舞人だから仕方ないか。

紺碧さん夜這いをかけるの巻。
歌葉さん殺されるかと思って正直ドキドキした。
烈兎の告白。時兎の生きた証=烈兎が生きた証を残すために。
不器用だけれど、こうして思いは紡がれて、そして繋がって行く。
残された者は好きにやればいい。Let It Be。
必要ないマーメイドの眼を残して死んだ時兎、それを侮蔑していた烈兎。
しかし、今、烈兎が言っているのは『その』時兎と同じこと。
見事ーに時兎と同じ生き方を貫いてるなあ、さすが息子。
……やー、感慨深い。

で、紺碧さんドジっこなので見事に返り討ち。
そうして紺碧は、そのうち考えることを止めた――なことにはならず協力することに。
二人だけの秘密。ゆびきりげんまんうそついたらリボルビングスピアー9103本のーますっ。
この約束は後々に生きてくる……のかな?

……あれ、そう言えば10話のタイトルコール無かったような?
これはミス、か、なあ。

11話。

ラスト。ビーストマスターとゴッドエンペラーの中間っぽいのが! こいつラスボスかー、
やはり防戦一方なレイブン。が、烈兎が駆けつけたことでようやくまともに戦えるように。
格好良いぜ、烈兎。

戦闘。
ダメージ50%軽減とかなにいってるあたまおかしいよ。
……などと申しまして。まー最初は割かしキツかったのですが、リフレクトの恩恵に気付いたらかなりあっさり倒せました。
撃破後の人形劇はハラハラして面白かった。これまで繰り広げた戦闘を元にした総集編って感じで。
でも、ガラスのバインド弾は、名無も同じバインド使えるんなら寧ろ反撃して撃ち返しても良かったよなー。
なんて思ったけど、そもそもそこまでの柔軟性は名無には無いか。
烈兎とレイブンが編み出した技だし、見よう見まねで出来るものでもなさげだし。
そしてお待ちかねのファルコンアロー! 超KAKKEEEEEEE。
ちょっとあっさりめだけど、これくらいの長さのが丁度良い気もする。

天使と悪魔。漫画版メダロット1をリスペクトしてるなあ、恐れ入った。
っちゅーかレイブンもドジっこか! 全くしょうがない奴だなだがそれが以下略。

第二ラウンド。
戦闘きちー! ミナミさんとタツヤカズヤまで駆り出されて可哀想です。
2ターンめくらいで荒井から警告を受ける。
そのうちにアレからMAP兵器でも飛んで来るのか、と身構えたけど別にそんなことはなかったぜ!
そうこうしてるうちにザコ連中におでんとアレクを落とされる。
ああ、タツヤとカズヤも落ちてたけどどうでもいいや。
アレクはまだ良いとして、この数でおでんを失ったのは辛すぎた。貴重な回復役が!
増援。期待してたファンだけど今欲しいのは回復役ですよ奥さん!

でもまぁ、ネガビーとレイは普通に残ってたのでなんとかザコを一掃。
天使と悪魔出撃。あれ、でも天使動かない? なんか悪魔の行く末をぼーっと眺めてるんだけども。
なんて薄情な天使なんだ……とか思いつつ、Lももち連発して速攻で倒す。
意外と倒すのには苦が無かった。ニトロ落とされかけたけど。
んで、ここらで名無も動き出しMAP兵器の嵐。ミナミとかレイブン落ちそうだったけど、QL&QSで何とか乗り切る。
真っ先にニトロが名無に接近し攻撃開始。攻撃回避しまくりで当て放題だぜひゃっほー。
ニトロ一体で右腕左腕が落ちた。なんだこのニトロ無双。
注意すべき高威力MAP兵器も、攻撃の死角に入ってれば当たらないし。
頭部のHPをギリギリまで削り、トドメにファルコンアローでフィニッシュ。

撃破後イベント。

生きて苦しみを。かつて、『翼のメダロット』でリオンとウィングがレイブンにしたことと一緒ですね。
レイブンも、この烈兎の指示には色々思うところがあっただろうなあ。
だからこそ、全力で果たす、なんて返したんだと思う。

エピローグ。

事件は収束したっぽい。……でもコロニーってなんぞや。
その後の名無。こいつそのうちネオス黒く塗装してブラックネオスにするんだぜきっと……。
似ないように、って言うのは既に手遅れだと思う。生き方や在り方までそっくりだもの。
でも時兎の詳しい話は闇の中かー、これはまぁ、想像で補完しろってことなのかな。

老いたわしや安藤さん。ほんと老けたなー。
ここは『変化』を感じるシーンですね。レイブンにしても、安藤さんにしても。
時代の流れと心情の変化が、どちらも顕著に現れてる。
住所は……やっぱりあの人なんだろうか。敢えて誰かと言わないのは良いなあ。
っちゅーかバトルドーム饅頭食いてぇよ!

そして再び日常へ。和んでて良い。
舞人との会話。烈兎はほんとに悪い奴だぜ。
この二人、最初の頃と比べると随分違うよなあ。ようやく信頼関係結べた感じで。

話の裏側。その死んだ人ってのが、時兎を怨んでるマーメイドの人であり名無でありクドウ、と。
……ん?
「それを使ってるメダルは僕がちょっと面倒見てあげた子だからどういうものを使ってるのかと思っ」
……日記はここで途絶えている。ではなくて!
ミスだと思うので報告ー。もう直されてるかもしれないけど。

豊夏さんは、結局あんまり顔が立たなかったのが残念でならない。
なんかこー、達観してる良くわからん人って印象しかない。
もうちょい早い段階で出てベラベラ喋らせてればなー、と思わざるを得ないぜ。
そして斉藤、マジで地獄に落ちろ。

紺碧さんと和解した! これで勝つる!
紺碧さんも烈兎に希望を見出したのかなあ。これも変化か。
まぁ、レイブンはやきもち焼いてるのか、まだ心許してないみたいだけども。
ってか今回の件は、互いに依存関係にあるからこそ勝ち取った勝利と言うか。
二人で一組。この言葉の重みは、この二人にしか分からないなあ。

……で、やっぱり11話もタイトルコール無かったたたたた。
今は直されてると信じる!

エンディング。
みらいのぼくら。
彼らは夢を掴めたのか、未来は変わるのか。
多くは語られず、ただ『挑んだ』と言う事実だけが綴られるのみ。
まあ、その先は各々、想像次第ってことで。
……いいよね?

いやー、面白かったー。
そして、好き勝手やりすぎだよこのシナリオ! と声を大にして言いたい。
しかしそこがこのシナリオに面白みに繋がっていたと言うか。
それでも、シリアスなとこはキッチリシリアスに決めてくれるし、
所々にある細かい粗も、全てひっくるめて、Letの持ち味なんだと思う。
物語のテーマも、主人公も、特にブレることなく突っ走ってたし。
好き勝手をしつつも、思った以上に『Let』と言う作品には一本、芯が通ってたんだなあ……。
そんなことを、感想をつらつらと書いている今、実感してます。

阿佐ヶ谷さん、本当に完結おつかれさま&おめでとう御座います!
これからも応援してるぜー!

(2008/11/1)


9話感想。

久々に来たLet最新話!
ドギマギしながらプレイしていた覚えがあります。
やっぱ面白いものは面白いですからねー。

プロローグ。
この黒ウィニングはメダフォースまで使えるのか……
まぁ、後々の戦闘フラグと言うことで。
舞人の視点からスタート。今回は舞人のお話なのだろうか。
と思いきや、やはり烈兎の視点で物語は進むようで。
それだったら、最初の夢の下りは無くても良かったかもしれないなー。
最初から校庭のシーンから始めた方がスッキリしてたかも。

謎の人登場。どうやら黒幕さんのようで。
赤い眼を知ってるってことは、紺碧さんをけしかけたのもこの人なのだろうか。
で、目的が明らかに。後は素性は割れればもう少し推理しやすいかもしれない。
その後の烈兎とレイブンの会話が凄く印象深い。何フラグだこれは。

戦闘。
因縁の対決。この黒い子のマントがダメージドエクシアのアレに見えてしょうがない。
ところで呼び方は『ナナシ』で良いのだろうか

重要なシーン……なのですがー。
薬の持ち逃げの話から、戦闘が始まるまで、烈兎が黙りこくってたのにやや違和感が。
喋らせなくても、何か考えてるような素振りは欲しかったかな、と思いました。
それとも、もう過去のことなど考える必要も無いと思ってるのだろうか。
で、本戦闘ですが、適度に難易度高くて面白かったですねー。
ただ、MAPが相変わらずカオス過ぎるのが気になったぐらいで。
これはもう、Letの持ち味の一つってことで。

エピローグ。
ついに出た黒い子の輻射波ど……ゲフン、左腕!
しかし、喰らってないのでどれくらいヤバイ代物なのかは分からず終いに。
前座に持ってきたってことは、この腕は然程重要な武器じゃないのだろうか。
後々のカウンターキック演出にも驚きつつ。でも、やっぱり左腕が目立たないなー。
レイブンも倒され、自身も満身創痍な烈兎が出すラストカード。
あのお方でしたとさーってマジかー!!
ちょっ 待 確かメダル砕かれたとか あれ えっと
まぁ祝復活、窮地を脱出! かと思いきや更に窮地に。で、ですよねー。
……と思いきや、やっぱり救いがあり、と。
結果として最善の選択をしたことに。この辺りの展開めっさ熱かった……!
悪運の強さ。烈兎の言う悪は悪運の悪に違いない!
ラストはなんだかやばそうな展開に。これは後継機フラグか……!?


いやはや、今回も、安定して面白いお話でした。
次回はネガビーも登場しそうなので、期待大でいようと思いますよー。
次の更新は何時だ……!


戻る