『家庭消滅ダンゴイザー』
作者:成上権太郎 様 配布先:別館・さーばんつ

(2009/2/13)

13話の感想。

第一次とほぼ同時に更新されたのでテンション上がるぜ。
しかしこうして見ると、改めてダンゴイザーって面白いなあ、と思う。
第一次効果なのか、設定を深く理解できるようになってきたので。

13話ローレライルート。

第一次の話が出てきて私歓喜。
今見るとこれまで何度も第一次に関連する単語って大量に出てたんだなー。
で、それとは別の戦いのお話。なんだか聞き覚えの無い国同士の争い。
えーと……つまりこれは、第一次よりも以前に行なわれた個人戦争なのだろうか?
でも、国同士が争ってるんじゃ個人戦争とは呼べないのでは、と思うけれども。
この後に及んで、また新たな設定が出てくる、と言うことは、相当重要な単語なのだろうか。
……まぁ、多分私が設定見落としてるだけなんだろうけど、少し気になった。

そして若作りの奥様は過去も今も相変わらず可愛いな。
しかし、現在は自分の立場を自覚していることによるものか、中々男らしい面も見せてくれたりして。
って、パートナーはやっぱり『あの』太一から変わっちゃうのだろうかなー。
主人公が入れ替わるー、ってのは結構寂しいものがある。
まぁ、飽くまでダンゴイザーの主役はローレライと割り切れば、この辺りは問題ない。
……モノホンの太一があそこまで嫌な性格してなきゃなー。

13話太一ルート。

本来の彼女。こ、こんなかあいい子だったのか。
……いや寧ろ最初からこの顔でやってても良かったんjなんでもない。
通常表情が少し悲しげな辺り、『被害者』と言う印象が強く植え付けられる。
同時に、決定的な容姿の違いによって、彼女の主人公復帰が絶望的だと言うことを理解。
ソレルも、もう太一じゃなくトキトーとして扱ってるし。当然と言えば当然なのだけど、寂しいなー。
そしてこの勢力図の脱力感と言ったら。
だがしかしこの気の抜けた感じが実にダンゴらしく素晴らしいです。
でも、図解付きで説明受けても、イマイチどんな状況なのか理解できなかった私は頭が悪過ぎる。
まぁ、個人戦争に、守護騎士団とか言う連中がちょっかい出してる、と認識しておけば大丈夫か。


今回は状況整理の話と言う印象が強い。
ただ、聞き慣れない単語もちょっと多かったり。
情報を整理するつもりが、更に混乱してしまったような気がする。
あとは本来の主人公の復帰を願いたいところ、で、す、が。
……真太一に感情移入できるかどうかで、今後の話の楽しみ方も変わるかな。


更新分までの総合感想。

成上さん作の、いきなり主人公の家がロボットにブッ壊されて始まるとんでもストーリーなシナリオ。
世界観は現代ファンタジー。物語は、一見すると血生臭いシリアス路線ですが、
そのことをあまり感じさせない、ノンビリほのぼのとした、独特な会話が繰り広げられていきます。
更にはパイロットアイコン全てが自作なのも相まって、このシナリオ独自の世界観を構築できていて凄い。

戦闘はぬるめ。ただし油断すると死ぬ。
詰む時は詰むし、いける時はすんなりいける絶妙な調整がされてて良い感じ。

演出よりもテキスト重視のオリロボ物が見たければ、このシナリオを試してみても損は無いはず。
ダンゴイザーの外伝シナリオも絶賛公開中ですので、そっちを試してからでも良いかもしれません。
もうちょっと? で完結するそうなので、これは期待せざるを得ないでしょう!

あと、このシナリオやった後はなぜかダンゴが食べたくなります。
……私だけですねそうですね!

戻る